ビジャ技あり弾&復帰のイニエスタ躍動 神戸が連勝で9位に浮上
「明治安田生命J1、川崎1-2神戸」(28日、等々力陸上競技場)
神戸はFWダビド・ビジャ(37)のゴールなどで川崎を2-1で下した。鹿島は札幌と1-1で引き分け、勝ち点52でFC東京と並び、得失点差で暫定首位。C大阪はG大阪とのダービーに3-1で快勝。FC東京は29日に松本と対戦する。
役者のそろい踏みで、2連覇中の王者を手玉にとった。
まずは前半44分。ピッチ中央の右サイドでボールを奪うとカウンター発動。飛び出したFW古橋が粘ると、最後はFWビジャが決めた。名手は「右から展開してきて、GKも右側にいたから。うまくいって良かった」と技あり弾にほほ笑んだ。
さらに後半25分には、左サイドからMFイニエスタがクロス。DFフェルマーレンの折り返しをDF大崎が押し込んだ。左太腿裏痛からリーグ3戦ぶりの復帰を果たした司令塔は「何よりもチームの勝利が一番うれしい。個人よりもチームが勝てて良かった」と胸を張った。
2連勝で9位に浮上。終盤戦向けて、巨大戦力をそろえる神戸がいよいよ仕上がってきた。