FC東京・久保プロ初2発 リーグ戦4戦4発 日本代表へ弾み

 「明治安田生命J1、FC東京3-1大分」(1日、味の素スタジアム)

 首位のFC東京はMF久保建英(17)の2得点などで大分を3-1で下し、勝ち点を33に伸ばした。神戸はFWダビド・ビジャ(37)のPKで先制も、磐田に後半ロスタイムに追い付かれ、1-1で引き分けた。C大阪は鳥栖に1-0で勝ち、川崎-浦和、G大阪-鹿島はともに1-1で引き分けた。

 久保建が放つまばゆさは増すばかりだ。今季初黒星となったC大阪戦からの再出発となる一戦で、自身の2得点を含めてチームの全3得点に絡んだ。

 まずは前半30分。右サイドの深い位置からDF室屋にバックパスすると、このクロスからMF橋本の先制点が生まれる。さらに同39分。中盤でのこぼれ球を拾うとドリブルを開始。「打つのは最初から決めていた」と、左足で相手の股間を抜く一撃で加点した。

 さらに2-1の終了間際には、鋭いプレスから相手DFラインのパスミスを拾い、相手GKをかわして無人のゴールに流し込んだ。「ロスタイムも5分あって、あそこで点が取れていなかったら苦しくなっていたのかもしれない。大きな1点だった」と胸を張った。

 今季初得点だった5月12日の磐田戦を皮切りに、リーグ4戦で4発。プロ初の複数得点にも「変わったのは、Jリーグの公式(記録の得点数)ぐらいで。それ以外は変わったことはない」。最高の形で17歳ラストマッチを飾った久保建は、2日から初のA代表合宿に臨む。

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