本田圭佑 Jクラブとの対戦に「豪州のサッカーを見せる機会」

会見するメルボルン・ビクトリー 本田圭佑=広島・エディオンスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「ACL・1次リーグ、広島-メルボルンV」(12日、エディオンスタジアム広島)

 サッカーのJ1広島は11日、アジア・チャンピオンズリーグのメルボルン・V戦に向けて試合会場で公式練習に臨んだ。対戦相手のメルボルン・Vは、前日会見に元日本代表MF本田圭佑が登壇。クラブチーム所属としてはJ1名古屋在籍時以来となるJクラブとの対戦に向けて思いを語った。

 以下、本田の会見全文

 -明日の試合に向けて

 「変な感じですよね。日本代表として日本でプレーすることはあったが、日本人の僕が豪州のクラブに所属して日本のクラブと対戦することはなかなかない。明日は良い試合を見せたいと思います」

 -対戦相手の広島について

 「チームとしてすごく組織的にプレーする、そういう印象がありますね。誰かに頼った戦術ではなく、誰が出ても一定以上の成果が出せるような戦術をとっている印象がありますね」

 -所属している選手だからこそ感じる、メルボルンの良さは

 「ご存じの通り、なかなかこういう機会がない中で、豪州のリーグはJリーグよりも歴史が浅く、Jリーグを追いつけ追い越せの中で、豪州で(2018年のグランドファイナルで)優勝を果たしてこういう機会を得た。豪州のサッカーを見せる機会。Jリーグのようにブラジル人が築いてきたような歴史はないが、豪州にはラグビーの歴史がある、独特なスピーディーなサッカーを展開するチームが多く、そこに僕なりの経験をミックスしながらやる試合になると思う。内容にもこだわりたい。もちろん、あくまで結果にもこだわりたいと思いますが」

 -本日は3・11。日本にとっては特別な日で、震災から8年経った。そこに対する思い、このタイミングで日本でプレーできることは

 「サッカーファンだけではなく、普段サッカーを見ない人、さらに8年前に関係して傷が癒えていない人に対して、少しでもスポーツという側面から良い影響を残せればスポーツ選手として、サッカー選手としての冥利(みょうり)につきると思います」

 -8年経過したことについては

 「早いですよね。やっぱり。数字で見ると当たり前ですけど、もう8年かと。率直に思います。同時に広島にいて、原爆ドームにも足を運んで、70年以上立つんですかね。試合をしに来たんですけど、タイミング的にはサッカー以外にも考えさせられることがあって、良い意味でサッカー選手として、人としてこれからどう生きていくかと考えさせられますよね。ACLに感謝ですよね」

 -W杯が終わって半年。自分自身はどう消化しているか

 「新たな挑戦をね、やっていますので。これは、これまでW杯だけを目指してきたサッカー選手としての挑戦とは違うことを今、メルボルンでやっています。それは何度も言っていますが、2020年の東京五輪もある。僕もまだ手探りですが、そこに手応え、成長を感じながらやっているところです」

 -昨年の西日本豪雨について。明日のプレーは広島県民の勇気にもつながる

 「明日、先ほども言ったように色んな思いも込めて。たまにしか帰ってこない日本なので。気持ちを少し上乗せしてプレーしたいと思います、はい」

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