「キャプテン翼」が四ツ木駅をジャック 天井に「オーバーヘッドキック」

京成線の使用済み切符を用いてつくられた「キャプテン翼」の大空翼の絵。約11万枚が使われたという=京成電鉄四ツ木駅
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 サッカー漫画の金字塔「キャプテン翼」の大空翼、岬太郎、日向小次郎が京成線四ツ木駅の構内をジャックした。作者の高橋陽一氏の故郷が四ツ木駅のある東京・葛飾区であることから実現したコラボレーションで、作品の大ファンを公言するJ1神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(34)も4日、セレモニーにかけつけた。

 翼、岬、日向のみならず、若林、若島津、石崎といった主要キャラクターや、早田、立花兄弟、次藤、佐野、松山、三杉といったライバルたち。そして、ロベルト本郷、南葛SCや南葛中のチームメートまで、さまざまなキャラクターがラッピング形式で壁に貼られている。床面は芝をイメージしたデザインに。天井を見上げると得意技の「オーバーヘッドキック」を繰り出す翼の姿も見える。

 改札外には翼と、今回のオフィシャルサポーターに任命されたイニエスタの立体像も設置された。「キャプテン翼」中で翼が所属したチームのユニホームをイニエスタが着用し、翼と並ぶという“夢の共演”も見ることができる。使用済み切符を約11万枚用いた横2メートル、縦1メートル50センチの翼をモチーフにしたアート画もある。

 イニエスタは「この駅が住んでいらっしゃる方だけでなくて、多くの方に特別な駅となることを願ってますし、今日この場にいられるのを喜ぶとともに、またここに来ることが出来たらなと思っています」と語った。高橋氏は「来年には東京オリンピックもありますので。羽田も成田もつながっていますので京成は。四ツ木駅まで来ていただいたらなと思います」と利用を呼びかけていた。

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