原口謹慎1週間…悪ふざけから左肩蹴り
J1浦和は11日、日本代表FW原口元気(20)にけん責と、1週間の謹慎処分を下した。原口は10日の練習後、DF岡本拓也(19)との悪ふざけが、もみ合いに発展。相手の左肩をけり、関節脱臼による全治3週間の負傷を負わせたため。17日の天皇杯4回戦・J2愛媛戦(熊谷)は欠場する。岡本にも厳重注意処分が下された。
サポーター約100人が見守る練習後にトラブルは起こった。数人でボールを使ってのゲーム中、原口は悪のりした岡本に至近距離から蹴ったボールを当てられた。逃げる岡本を2分間追いかけ回し、捕まえると倒してマウントポジションを取った。コーチによって引き離された直後に右足を振り抜いた。
山道守彦GM代行は「仲間をケガさせた事実は重く受け止めなければならない」と説明。10日夜に原口と岡本に事実確認し、処分を決めた。同GM代行によると原口は「冷静さを欠いてしまった。キレてしまった」と反省しているという。
子供のケンカが大けがに発展するお粗末な“珍事”。再発防止のため、浦和はクラブ全体に注意を喚起。指導者や選手に新たな教育プログラムを実施するとしている。