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森保ジャパン、夢散V逸で初黒星 カタールに1-3…2大会ぶりアジア制覇ならず

 前半、カタールのアリ(左端)に先制ゴールを決められ、頭を抱える吉田(右から2人目)=共同
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 「アジア杯・決勝、日本1-3カタール」(1日、アブダビ)

 日本は2011年以来2大会ぶり5度目のアジア制覇を逃した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング50位の日本は同93位のカタールに序盤からリードを許す苦しい展開を強いられ、MF南野拓実(24)=ザルツブルク=が反撃のゴールを奪ったものの、1-3で惜敗。ベスト16入りした昨年のW杯ロシア大会後に就任した森保一監督(50)の下で初めて臨んだ公式大会はあと一歩及ばず、準優勝に終わった。カタールは初優勝を飾った。

 終了のホイッスルが響き渡ると、青き侍たちは力なくピッチに崩れ落ちた。1-3の惜敗。「優勝を目指してきたので、この結果は非常に残念。負けたということは相手の方が上だったということ」と森保監督。アジア制覇を狙った戦いはあと一歩及ばず、無情にも終わりを告げた。

 何もできない45分間の前半だった。

 12分、自陣右サイドからのクロスが中央で待つ相手エースFWアリに入ると、ワントラップからオーバーヘッド。DF吉田の肩口を抜けたボールは日本のゴールポストをはじき、ネットへと吸い込まれていった。さらに同27分には、MFハティムにミドルシュートを許して点差を広げられた。

 あと一歩が出ない。前半の2失点、対応した吉田の寄せも甘かったが、それ以前にパスの供給源を捕まえられない。5バックの前に位置取り、攻撃のかじを取るMFマディボへの対処が遅れてペースを握れない。スピードと個人技術に優れた相手の攻撃にも苦慮した。

 決勝までの6試合、苦しみながらも勝利を重ねてきた。指揮官は試合前日に「色んな対戦相手、試合状況の中で学びながらここまで来てくれた。明日の試合も対応力と修正力を持って臨みたい」と話していたが、ミスマッチが続く前半に効果的な対応力は発揮できず。攻撃面でもFW大迫に効果的なボールが入ることは少なく無得点。2点差をつけられて折り返した。

 だが、ハーフタイムを挟んだ後半、一筋の光が差し込む。後半17分、MF原口を代えてFW武藤をピッチへ。愚直に相手DFラインの裏を狙う動きを繰り返すと、徐々に敵陣にスペースができていった。迎えた後半24分、大迫のパスに抜け出したMF南野がループシュートを沈めて1点差。今大会無得点と悔しさを味わっていた背番号9が、魂の大会初ゴールを決めた。

 ただ現実はどこまでも厳しい。後半35分、直前のCKの守備時、相手のヘディングがDF吉田の手に当たって痛恨のPKを献上。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)からの映像を確認したイルマトフ主審がPKを宣告すると、スタジアムからは大きな歓声。これを決められて再び2点差。勝負あった。

 大迫は「もっと前半にいいプレーをすべきだった。本当に悔いが残る」と表情を曇らせ、南野は「1試合、1試合成長できたが、日本にとっては優勝しないと意味がない」と唇をかんだ。森保ジャパン結成以来、12試合目で初黒星。この悔しさを胸に刻み、必ず前へ進む。

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