元日本代表GK山岸が今季限りで引退 J史上初のGKヘディング弾「山の神」

 J3北九州は30日、元日本代表GK山岸範宏(40)が今季限りで現役引退することを発表した。

 埼玉県出身の山岸は、熊谷高から中京大を経て2001年に浦和に入団。14年にJ2山形に期限付き移籍するまで都築龍太と激しい守護神争いを繰り広げ、06年にはオシム監督から日本代表に招集された。

 山形時代の14年、J1昇格プレーオフ準決勝・磐田戦では、後半ロスタイムにCKからJリーグ史上初となるGKによるヘディングシュートを決めた。山形のJ1昇格を導き、「山の神」とたたえられた。17年から北九州でプレー。今季はリーグ戦3試合に出場した。

 クラブを通じてコメントを出した山岸はJリーグでの18年間のキャリアを振り返り、「常に自分の背中から最も近い距離で熱い勇気とエネルギーを与え続けてくださったサポーターの方々の存在は何物にも変え難い大きな存在でした。その素晴らしいサポーターの方々と一緒に味わえた勝利の歓喜やタイトル獲得の達成感、時として苦しみや悔しさは私の中で一生の宝物になっていくと思います」とサポーターに感謝した。

 今後については「自分がこの18年間で培った経験や得た財産を還元し、今後のゴールキーパーの育成、サッカーの発展に携わっていけるよう指導者としての道を歩み始めたいと考えております」とした。

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