ガンバ大逆転負けで降格圏…ツネ様、監督就任3戦目で初黒星「体力が足りない」

後半、指示を出すG大阪の宮本監督
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 「明治安田生命J1、名古屋3-2G大阪」(5日、豊田スタジアム)

 G大阪は前半に2点を先行も、後半に名古屋FWジョーにハットトリックを許し、痛恨の逆転負けを喫した。就任3戦目の宮本恒靖新監督(41)はまたも初勝利を逃した。首位の広島は湘南に終盤追い付かれて2-2で引き分け。3位の川崎はFW小林悠の2ゴールで横浜Mに2-0と快勝した。

 真夏の夜の悪夢だった。G大阪は2点を先行しながら、後半だけで名古屋FWジョーにハットトリックを食らって逆転負け。就任3戦目で初黒星を喫した宮本監督は、受け入れがたい光景を前に立ち尽くすしかなかった。

 FWアデミウソンの今季初得点となるPKとMF藤本の6戦ぶりゴールで前半を折り返したが、足が止まった後半に全てが暗転した。後半16分に1点を返されると、そのまま勢いにのみ込まれた。指揮官は「ゲーム体力が足りない。シーズンを通じてコンディショニングに反省点がある」と敗因を分析した。

 名古屋に比べチーム総走行距離は5・96キロ、スプリント回数は15回も少なく“走り負け”は数字でも明らかだった。ある主力選手は「キャンプもW杯中断期間も走り込んでいない。その差は明らかでツケが出ている」と、クルピ監督時代の練習量不足を指摘。「無いものは無いで、もがかないといけない」と悲壮感を漂わせた。

 J1残留を争う最下位名古屋との直接対決に敗れ、自動降格圏の17位に後退。勝ち点1差に迫られた名古屋は台風の影響で1試合未消化のため、実質最下位に転落した。

 8試合勝利から見放され、監督交代という“劇薬”の効き目も表れない。試合後の控室で宮本監督は選手に向け「絶対に下を向くな」と声を掛けたという。次節はホームに2位FC東京を迎える。GK東口は「2-0で勝っていたのは事実。それを積み重ねるしかない」。ガンバ再建の道のりは険しく遠い。

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