ハリル監督電撃解任 代表に激震!後任候補は西野技術委員長、手倉森コーチ

 代表監督を解任されることになったハリルホジッチ監督(共同)
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 ロシアW杯(6月14日開幕)に臨むサッカー日本代表を率いるバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が電撃解任されることが8日、分かった。9日にも正式発表される。同監督は2015年3月に就任後、日本を6大会連続のW杯本大会出場に導いたが、アジア最終予選以降は国内組のみで臨んだ東アジアE-1選手権を除いて、1勝2分け3敗と低迷。目標と掲げる本大会での1次リーグ突破が不安視されていた。

 W杯本大会を直前にして、日本代表の将がチームを去ることになった。関係者によると、8日夜までにハリルホジッチ監督の解任を決定。既に日本協会の田嶋会長が渡欧しており、欧州で選手視察などを続けている指揮官に対し、更迭する旨を伝えるという。

 W杯本大会の初戦、コロンビア戦までわずか2カ月のタイミングでの決断。先月のベルギー遠征では、DF吉田(サウサンプトン)ら主力に負傷者が相次いだこともあり、新戦力の発掘に注力したものの、本大会に出場しないマリ、ウクライナを相手に低調なプレーを披露。ウクライナ戦後、指揮官は「本大会ではもう少し競争力のあるチームを見せられるかなと思う」と話したが、チームが成熟を見せない状況に、周囲からは不安の声が挙がっていた。

 電撃解任となる指揮官の後任には、日本協会の西野朗技術委員長(63)が最有力。代表チームのコーチを務め、16年のリオデジャネイロ五輪を率いた手倉森誠コーチ(50)も候補となる。仮に日本人がW杯本大会を率いれば、初出場となった98年のフランス大会、16強に進出した10年の南アフリカ大会を率いた岡田武史氏(61)=J3今治代表=に続いて2人目となる。

 ベルギー遠征後に、西野委員長は「現状はもうこの体制でと思っている。完全にまったく成立していないとは思っていない」とハリル体制の後押しを明言していた。そこからの電撃的な方向転換。かつてないほどの混乱と不安をはらみながら、日本代表はロシアW杯へと臨む。

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