J1浦和、堀監督を電撃解任 次期監督はネルシーニョ氏が有力

 クラブワーストタイの開幕5試合連続未勝利で17位に低迷するJ1浦和は2日、堀孝史監督(50)の解任を発表した。後任として大槻毅育成ダイレクター(45)が暫定的に指揮を執る一方で、次期監督としてJリーグに精通する監督経験者を招へいする方針。昨季途中まで神戸で指揮をとったネルシーニョ氏(67)が最有力候補に挙がっている。また、天野賢一ヘッドコーチ(42)も解任、上野優作ユースコーチ(44)が昇格する。

 方針は一夜にして変わった。1-2で敗れた1日の磐田戦後、淵田社長は堀体制支持を明言。だが、さいたま市内で深夜まで行われた緊急幹部会で一転する。同社長は「目先というか、流れを変えないといけない。それで契約解除に至った」と説明した。

 大槻監督はこの日、練習で指揮を執った。選手を前に「僕は暫定なので次の監督までにつなげたい。これから14連戦ある。勝ち点1つ、勝ち星1つにこだわってやっていきましょう」と声をかけた。

 大槻監督は次期監督決定までのあくまで“中継ぎ”になる。山道強化本部長は新監督をリストアップする中で、「現状の中で経験のある方にやってもらわなくちゃいけないと思っている」、「安定させられるような材料を持っている方というのが優先順位になってくる」と明かした。

 最有力候補に浮上しいるのは、ネルシーニョ氏だ。95年にV川崎を皮切りに名古屋、柏、神戸で手腕を発揮。Jリーグでの実績も含めて条件に合致する。現在はブラジルリーグ1部のスポルチで監督を務めているが、交渉の余地はあるという。

 招へい時期について同本部長は「なるべく早く、なるべく早く」と強調。一刻も早い新政権樹立で巻き返しを図る。

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