ハリル再来日、3月遠征に中島招集も示唆「ここ最近面白い試合をしている」
サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が2日、成田空港着の航空機で再来日。3月下旬に行われるベルギー遠征(23日・マリ戦、27日・ウクライナ戦、共にリエージュ)でポルトガル1部のFW中島翔哉(ポルティモネンセ)を招集する可能性について言及した。
昨年末以来となる日本に降り立った指揮官は「フランスは結構寒かったですよ。向こうでもたくさん仕事をしてきました」と笑顔。休養期間を経た後には、欧州を視察して「特に経験豊富な選手と会って話をしてきた」と話した。
5月中旬に発表予定のロシアW杯メンバーまで、3月のベルギー遠征は最後の代表活動となる。DF吉田麻也(サウサンプトン)ら負傷者が出ていることもあり「W杯への準備という意味では理想的ではない」としながらも「欧州のまだシーズンが半分残っていて、その期間中に改善すれば」と語った。
そんな中、欧州で気を吐いているのが、ポルトガルで存在感を放つ中島だ。昨夏に初の海外挑戦となる移籍を果たすと、今季はここまでリーグ9得点。既に代表コーチも視察に派遣しており、指揮官も「ここ最近、中島は面白い試合をしている。集発力があって、活発にプレーして相手を抜き去る選手はあまりいません」と評価。その上で「来週末も3度目、直接中島をチェックしにコーチを派遣します」と話した。
6月の本大会では、コロンビア、セネガル、ポーランドと同組となるW杯。「もちろんW杯の対戦相手もしっかりと分析していきたい。各対戦相手の試合について、私の頭の中にはアイデアが含まれてきている。非常に戦術的なW杯になると思う」とハリル監督。メンバー選考の進ちょく状況については「私の場合は、直前まで全員が決まることはない」とキッパリ。ロシアに向けたラストサバイバルが始まる。




