名古屋の新戦力・ジョーが開幕V弾!元ブラジルFWが衝撃デビュー

 「明治安田生命J1、G大阪2-3名古屋」(24日、パナソニックスタジアム吹田)

 23日に開幕した明治安田生命JリーグはJ14試合を行い、J1復帰の名古屋が今季加入した元ブラジル代表FWジョー(30)の勝ち越しゴールでG大阪に3-2で競り勝ち、白星発進した。昨季のアジア王者・浦和は日本代表DF槙野智章(30)の同点ゴールでFC東京と1-1で引き分けた。広島は札幌に1-0で勝ち、初昇格の長崎は復帰した湘南に1-2で敗れた。

 怪物が衝撃のデビューを飾った。2-2で迎えた後半39分、カウンターから長谷川、八反田とつなぎ、ジョーが鋭く最終ラインの背後を突く。抜け出すと、右足で日本代表GK東口の股の間を抜く一発。真っ赤に染まったゴール裏から大歓声がこだました。「開幕戦で決められてすごくうれしい。GKの股の間が見えたんだ。狙って決めることができたよ」。新エースの技ありの一撃が511日ぶりのJ1勝利をもたらした。

 すべてが規格外だった。192センチ、97キロの巨体を生かし、空中戦はほぼ無敵。ポストプレーも絶妙だ。0-1の前半26分には、横パスでシャビエルの同点弾をアシスト。シュートも打てたが「彼がフリーだった。ベストプレーを選ばないといけない」と独善的な考えとは無縁だ。

 ブラジル代表として14年W杯に出場したが、以後は素行不良で苦しんだ。「昔はしっかり自分をコントロールできなかった」。妻の薦めでキリスト教と出合い、心を入れ替えた。大好きだったアルコールを断ち、練習に全力で取り組んだ。昨季はブラジル1部得点王で、MVPに輝くまでに復活した。

 昨年12月には次男も生まれ、より責任感が増した。3月3日のホーム開幕戦の前に家族が来日する予定。「ホームでの試合はすごく楽しみ。多くのサポーターとともに連勝ができたら」。心技体そろった最強の点取り屋が快進撃の主役となる。

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