夏王者・流通経済大柏が10年ぶり決勝進出 加藤がV弾、4試合連続無失点

後半、先制ゴール決め喜び合う流通経済大柏・加藤蓮(9)=埼玉スタジアム(撮影・堀内翔)
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 「全国高校サッカー選手権・準決勝、流通経済大柏1-0矢板中央」(6日、埼玉スタジアム)

 夏のインターハイ王者でもある流通経済大柏(千葉)が優勝した07年度大会以来10年ぶりとなる決勝進出を果たした。初戦から4試合連続で無失点という堅守での決勝進出となった。矢板中央(栃木)は初の決勝はならなかった。

 後半19分、DF近藤立都(こんどうりゅうと)が左サイド浅い位置からの早めのセンタリング。MF加藤蓮がエリア内右サイドに走り込み、ダイレクトでシュートを放ち、ゴール左隅に突き刺さした。

 本田裕一郎監督は「前半苦しんだんですけど、うちとしては前半0-0でよし。苦しみましたけど予定通り。後半が重要ということでいたんですが、なかなかやらせてもらえませんでした」。決勝へ「結果はどうなるか分かりませんけども、一生懸命、頑張らせて大きな夢をかなえさせてあげたい。そう思います」と静かに語った。

 決勝ゴールの加藤は「(近藤)立都が逆サイドに申し分のないボールを挙げてくれたので、合わせるだけで(良かった)。立都のおかげです」と謙遜していた。

 決勝は8日に行われる。

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