川崎逆転Vの立役者・小林がMVP獲得し“3冠”達成!

 最優秀選手賞に選ばれ、長男・結翔くんを抱き、次男・真翔君(左)、直子夫人(同2人目)の横で笑顔を見せる川崎・小林悠(右)
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 Jリーグは5日、横浜アリーナで年間表彰式となる「Jリーグ・アウォーズ2017」を開き、最優秀選手賞は今季初優勝した川崎のFW小林悠(30)が初受賞した。23得点で初の得点王にも輝いた小林は、個人とチームタイトルを含めて“3冠”に輝いた。授賞式では、共に戦った小林の家族も登壇。栄冠を分かち合った。最も活躍した若手に贈られるベストヤングプレーヤー賞は柏のDF中山雄太(20)が受賞。浦和勢はクラブW杯出場のため、ベストイレブンに輝いた鹿島のDF西大伍(30)はリーグ最終節で負ったケガのため欠席した。

 注がれるスポットライトの中で、小林は目にこみ上げる熱いものを必死にこらえた。涙を見せずに、伝えたいことがあった。「自分のことになるのですが、一番の感謝を伝えたい人がいます。プロに入ってから、ずっとケガが多かった僕と、一緒に泣いてくれた奥さんに感謝の気持ちを伝えたい。ありがとう」

 ここでサプライズが待っていた。感謝を伝えた直子夫人と長男・結翔くん、次男・真翔くんがそろって登壇。結翔くんは小林に花束を渡した後に、父親顔負けの動きだしでステージ後方へダッシュ。会場を沸かせたが、直子夫人が「一番近くで頑張っているのを見てきたので、とてもうれしいです。あらためておめでとうございます」と話すと、温かい拍手が会場を包んだ。

 これまでのプロ人生は、ケガとの闘いだった。川崎入り直前に負傷して手術を行い、プロ生活はリハビリからスタート。2年目にリーグ12得点を挙げるも、その後も負傷と縁は切れない。日本代表に選出されても、直前に負傷して離脱することも何度かあった。

 体質を改善するため、管理栄養士の資格を持つ直子夫人と二人三脚でやってきた。それでも負傷した際には、泣きながら帰路に就いた。「本当に申し訳なくて。でもそこで奥さんは一緒に泣いてくれた。本当に支えとなって、一緒に戦ってくれた」。今季はプロ8年目にして、初めてリーグ34戦フル出場。02年のFW高原(磐田)、05年のFWアラウージョ(G大阪)、08年のFWマルキーニョス(鹿島)、12年のFW佐藤(広島)以来5人目となる、リーグV、得点王、MVPの“3冠”も達成した。

 ただ、ここが最高到達点ではない。「みんなの力があったからだけど、キャプテンマークを巻いて先頭を走ってきたので、このような賞をもらえたと思っています。このような賞に恥じないように、向上心を持ってサッカーに励んでいきたい。まだまだ課題もある。得点以外でもチームに貢献したい」。さらなる高みを目指して、家族、チームメートと共に歩みを進めていく。

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