中村憲剛、川崎初タイトルへ気迫 「ここに勝つために1年間やってきた」

 「ルヴァン杯・決勝、C大阪-川崎」(4日、埼玉スタジアム2002)

 Jリーグのルヴァン杯決勝は4日午後1時5分から埼玉スタジアムで行われる。ともに初優勝を目指すC大阪と川崎は3日、試合会場で公式練習と会見に臨んだ。川崎のMF中村憲剛(37)は「ここに勝つために1年間やってきた」と意気込み、初タイトルへ決意をにじませた。

 悲願へ態勢は整った。「しっかり戦うための心と体、いい準備ができた」。クラブ初タイトルがかかる一戦を前に、川崎の中村は言う。決戦を控えて、闘志を内に秘めたような、むしろ穏やかな表情を見せた。

 鬼木監督は「キャンプからタイトルを一つ取ろうという形でスタートした」と明かす。全員で目標を共有して始まった1年。手の届くところまできた。「選手全員の力でここまで上がってきた。タイトルを取ってフロンターレの歴史を変えたい」と言い切った。

 03年に川崎入りした中村は、Jリーグで3回、天皇杯で1回、ルヴァン杯の前身のナビスコ杯で2回の準優勝を経験。「気持ちの面。サッカー以外の部分も含めた戦い。最後に勝てればいい」と、7度目の正直に臨む。

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