浦和・興梠得点ランクトップ弾もドロー ハリル監督も評価「大きく進化している」
「明治安田生命J1、浦和3-3G大阪」(22日、埼玉スタジアム2002)
浦和がG大阪と3-3で引き分けた。FW興梠慎三(31)の得点ランク単独トップとなる今季20点目で3-2としたが、後半ロスタイムに追い付かれた。勝ち点46で7位。4連敗を免れたG大阪は同41で9位となった。
電光石火のカウンターがさく裂した。2-2の後半28分、自陣深くで奪ったボールが、中盤のMF柏木に入るとFW興梠のスイッチが入る。巧みな動きだしで相手DFの背後を突くと、柏木のスルーパスを右足で沈めた。
キャリアハイを更新中の31歳にとって、今季20得点目となる一撃。両手で「20」のポーズを作り「(20得点を)取れると思っていなかったのでうれしいですね」。視察した代表のハリルホジッチ監督も「選手として大きく進化している」と評価。興梠自身は代表復帰について「若いヤツらでいいんじゃないの」とおどけながらも「ありがたいと思います」。プロ入り13年目。ストライカーとして円熟味を帯びてくる。
ただ、チームは3度のリードを守り切れずにドロー。「自分のためではなく、チームのために点を取っているので、結果的に点を取っても勝ち切れていない」と苦い表情が消えなかった。