鹿島、痛恨ミスミス黒星…川崎と勝ち点差「2」

 横浜Mに敗れ肩を落とし引き揚げる鹿島イレブン
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 「明治安田生命J1、横浜M3-2鹿島」(21日、日産スタジアム)

 鹿島が痛い星を落とした。2位川崎が勝利した情報が入った上で、ナイターに臨んだが、まさかの3失点。最大8あった勝ち点差は2まで詰められ、得失点差で劣るため、今後は敗戦はおろか引き分けも許されない状況となった。

 大岩監督は「見ての通り。3点とも自分たちのミスから」と敗因を述べた。

 前半3分、コーナーキックの際にDF西がマークしきれずに、横浜MFW伊藤に先制ゴールを許した。

 大きなミスは前半14分に失った2点目。自陣深い位置でバックパスを受けたDF植田のトラップが大きく、MF天野に奪われるとそのままGKと1対1。なんなく決められた。

 後半39分の決勝点は左サイド中央付近からDF山中に運ばれ、パスを受けたMF遠藤の個人技で決められた。DF昌子いわく「あっさりみんな抜かれた。みんなのミスが重なった失点」だった。

 植田は後半21分、一時は同点となる汚名返上のヘディング弾を決めたが、敗戦に無言で去った。昌子は「優勝するチームがやられないようなミスでやられた。誰かのせいにするのは簡単。そうではなく、みんなで整理しあっていかないと」と立て直しを図る。

 「残り4試合。全部勝てば優勝。川崎は関係ない。僕らのサッカーをやらなければいけない」(昌子)。今こそ原点回帰。4連勝で頂点に立つ思いだ。

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