C大阪が劇的な勝利でクラブ初の決勝進出 ロスタイムにDF木本が頭で押し込む千金弾

 「ルヴァン杯・準決勝第2戦、G大阪1-2C大阪」(8日、市立吹田スタジアム)

 C大阪がG大阪を2-1で下し1勝1分け、2戦合計4-3で初めて、川崎は仙台に3-1で雪辱し1勝1敗、2戦合計5-4で8年ぶり4度目の決勝に進んだ。ともに初優勝を目指して11月4日、埼玉スタジアムで対戦する。

 劇的なゴールがC大阪の歴史を塗り替えた。1-1の後半50分、2年目の24歳DF木本が右クロスを頭で押し込んだ。クラブを初の決勝に導き、悲願の初タイトルに王手を掛ける千金弾。「声援も聞こえないくらい頭はパニックだった」と拳を握り雄叫びを上げた。

 前半15分にFW柿谷が先制点を決めるも後半15分に失点。このままではアウェーゴール数でG大阪の勝ち抜けだった。「ここで終わるわけにはいかない」。木本は自らの判断で前線に駆け上がり劇弾をもぎ取った。尹晶煥監督から「何でいたの」と驚かれたという。

 控え組中心に無敗でで勝ち上がってきたルヴァン杯。大一番で出番が与えられなかった選手もいたが、「ルヴァン組を代表している気持ちは心の奥底にあった」と木本。チームの思いは一つだった。

 C大阪が敵地で大阪ダービーを制したのは11年5月のACL決勝トーナメント1回戦以来。柿谷は「たまには僕らが決勝に行って、大阪代表で戦えたら」と誇りもにじませた。歴史に優勝という新たな1ページを書き加える。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

サッカー最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    スコア速報

    ランキング(サッカー)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス