筑波大 J発足以降の大学勢初の8強逃す…大健闘もJ1クラブ4連倒ならず

 「天皇杯・4回戦、筑波大0-2大宮」(20日、カシマサッカースタジアム)

 4回戦8試合が行われ、筑波大(茨城)はJ1の大宮に0-2で敗れてJリーグ発足以降で大学勢初の8強入りはならなかった。2連覇を狙う鹿島は浦和を4-2で下し、清水に4-1で大勝した川崎や、G大阪を3-2で破った柏とともにベスト8へ。8強は全てJ1勢が占めた。準々決勝は10月25日に実施される。

 出し切った。敗戦を告げるホイッスルが響くと、筑波大イレブンは次々とピッチに崩れ落ちた。「結果は残念だったが、選手は全力を尽くしてくれた」。39歳の小井土監督は選手をねぎらった。

 堂々とした戦いぶりだった。立ち上がりから圧力に屈することなく、丁寧にパスをつないだ。止める、蹴るという基本に忠実なプレー。YS横浜(J3)、仙台(J1)、福岡(J2)とJ所属の3クラブを打破してきたが「勝つべくして勝ってきた。快進撃ではない」と指揮官が語るように、地力の高さを証明した。

 前半28分にPKで被弾。試合終盤にも失点したが、後半途中にはエースFW中野が惜しいミドルも放った。ゴールバーに当たりライン上に落ちた判定は微妙で、中野は「(追加副審に)しっかり判断してもらいたかった」と悔しさを見せた。

 プロクラブに全力でぶつかり、16強まで勝ち上がった。「僕らだけではなく、筑波大としても成長できる大会となった」と主将のFW戸嶋。かけがえのない経験をきっかけに、さらなる進化が期待される。

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