ケーヒルは日本の天敵じゃない 豪州監督「どの国も彼を恐れている」

日本戦に向け調整するオーストラリア代表のティム・ケーヒル=さいたま市内(撮影・堀内翔)
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 「W杯アジア最終予選、日本-オーストラリア」(31日、埼玉スタジアム2002)

 試合前日に行われるオーストラリア代表の公式会見が30日、埼玉スタジアム内で行われた。FWティム・ケーヒル(37)が日本戦で活躍することから日本の「天敵」と言われていることに、アンジェ・ポステコグルー監督(52)は「どの国も彼を恐れていると思います」と、ケーヒルの活躍ぶりは日本戦に限ったものではないと言及した。

 ケーヒルは06年ドイツW杯1次リーグの日本戦で試合終盤に2得点を挙げ、日本を絶望の淵にたたき落としたほか、南アフリカW杯予選でも2得点を奪い、日本を撃破した。ただ、質問を受けた監督は「どの国に対してもゴールを決めていますし、どの国も彼を恐れていると思います」と日本だけの天敵ではないことを強調。「コンフェデ杯でもどうするかと思いましたが、インパクトをつくれる選手です」と評した。

 6月のコンフェデ杯でも3試合に出場。3試合目のチリ戦では先発し、後半12分まで出場している。「行動ですべてを示せる選手です。W杯でもインパクトを示してくれました。彼のことを恐れているのは日本だけではなく、どの国もそうだと思います」と表現した監督は「100試合に出て、2試合に1回はゴールを決めている。彼に大変敬意をいただいています」とオーストラリア代表の生きる伝説をあらためて評価した。

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