「明治安田生命Ｊ２、長崎３－０岡山」（３日、トランスコスモススタジアム長崎）

　長崎は通信販売大手ジャパネットホールディングス（長崎県佐世保市）創業者の高田明氏が新社長に就任して初めてのホーム戦を白星で飾った。

　前節の山口戦でハットトリックを決めたＦＷファンマらが活躍しての連勝に高田社長は「最高にうれしい。まさしく県民が一体となって勝ち取った勝利だ」と満面の笑みを浮かべた。

　試合開始前に「頑張って県民の夢、Ｊ１を目指しましょう」とあいさつ。試合終了後は選手や高木琢也監督らとスタジアムを回り、喜びを分かち合った。

　クラブはシーズン開始前から経営問題に揺れ、ジャパネット社が株式を取得し、経営権を握った。試合後の会見で「それぞれの思いはあると思うが、目指すものは一緒。細かいことにくよくよしないで前を向き、一致団結しましょう」とサポーターに呼び掛けた。