川崎・大久保記録更新の163点目V弾

 「J1、柏1-3川崎」(8日、日立柏サッカー場)

 2位の川崎はアウェーで柏を3-1で下した。1-1の後半7分に元日本代表FW大久保嘉人(33)が決勝点。歴代トップの通算163点目をマークした。さらに同10分には日本代表FW小林悠(28)がダメ押し弾。09年12月5日の勝利を最後に白星のなかった鬼門で勝利した。浦和は柏木のゴールで大宮に競り勝ち、勝ち点25で首位を守った。柏の連勝は5でストップした。

 狙い澄ましていた。右サイドからのクロスに、大久保は“大外”から一気に突進。頭で決勝点を押し込んだ。「あそこの(クロスを)落としてくれれば、DF(のマーク)ははがせる。それを信じてやってるから。良い得点だった」。危険なエリアに、危険なタイミングで顔を出す。シュートまでの動作で、勝負は決まっていた。

 “仕切り直し”の一撃だった。ゴールを奪う3分前。同じく右サイドからのクロスを頭で合わせたが、これはオフサイド判定。だがゴールへの気持ちが途切れることはなく、即座に取り返した。

 さらに直後の後半10分には、MF中村憲のスルーパスに抜け出し、FW小林のダメ押し弾をアシスト。視察したハリルホジッチ監督も「大久保はいつも点を取る。小林も点を取って良かった」と、その働きぶりを評価。川崎にとっての“鬼門”といえる敵地・柏で7年ぶりの勝利の原動力となった。

 この日は、母の日。母・千里さんへの贈り物について問われると「オレは何か買ったりしない。妻に任せています」とぶっきらぼうに話すが「丈夫な体に産んでくれたのは、父と母のおかげ。育ててくれて感謝している」。照れくさそうに感謝の言葉を並べていた。

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