J1広島は12日、昨季リーグ2位の21点を挙げてJ1制覇に貢献したFWドウグラス(28)が徳島からの期限付き移籍期間満了により退団すると発表した。関係者によると、クラブは完全移籍や移籍期間延長など残留交渉に努めたが、金銭面で折り合わなかった。アラブ首長国連邦のクラブへの移籍が有力視される。
京都でもプレーしたブラジル出身のドウグラスは昨季加入した広島で能力が開花。リーグのベストイレブンに選出され、クラブW杯ではチームを3位に導く活躍を見せた。
広島の関係者は「うちは毎年のように選手を引き抜かれる。新しい選手も来るし、また新しいスタイルをつくればいい」と悲観していなかった。