長友先発出場、太もも張りで後半に交代

 「イタリア1部リーグ、インテルミラノ4-0フロジノーネ」(22日、ミラノ)

 インテルミラノの日本代表DF長友佑都は右サイドバックで先発出場し、後半15分にベンチに下がった。左太ももの裏側に張りを感じていたといい、2点差をつけた時点で無理をしない方が良いと判断したことを試合後に明かしている。大勝したインテルは勝ち点30で単独首位。なお試合前には、今月13日にパリで起こった同時多発テロの犠牲者の冥福を祈って両チーム整列の下、フランス国歌が演奏された。以下は長友の一問一答。

  ◇  ◇

 -快勝だった。

 「そうですね。チャンスも多く作って、まだまだ点が取れた試合だったと思う。とにかく(失点を)0で抑えたのと4点取れたというのはよかった」

 -交代の時は大きな拍手があった。

 「ファンからの応援は選手にとってすごい力にもなるし、ああやって『応援してくれている』っていう拍手で送り出してくれるのは本当にうれしいです」

 -なぜ右サイドで起用されたのか。

 「それはわかんないですけれど、右も左もプレーできるんで監督の戦術の中の何かあったのではないかと思う。また相手の10番(MFソッディノ)がいてマッチアップだったんで、あの選手がけっこう起点になるっていうのはミーティングでもあったんで、しっかりと守備をするというのを意識して入ったし、監督が僕を右サイドにしたというのは、そこがあったのではないかと思います。まぁそこは監督に言われたわけではないですけれども」

 -代表明けのゲームでも先発というのは、監督の信頼が高くなってきている。

 「試合を先発から出るということは本当に選手としてもうれしいことだし、監督が僕を選んで下さったというのは、本当に幸せなことでもある。ただしっかりと、僕自身も期待に応えられるようなプレーを続けていかないといけない」

 -前日の監督会見で先発が明かされた。(スタメンとして)4人出した名前の中に入っていた。

 「本当ですか。全く知らずに僕はミーティングまで『出るのかな?』という感じでした」

 -相手の10番とのマッチアップはどうだったか。

 「僕自身もフィジカルコンデションがいい状態なので、しっかりと一対一を自分の前で戦えれば問題ないと思ってやっていた」

 -試合前にフランス国家が流れた時、どんなことを考えていたか。

 「やっぱり1人の人間として本当に悲しい出来事。たくさんの人が命を簡単に落とすというか、本当に悲しすぎる出来事ではある。ただ僕はサッカー選手であって、自分でできることは、ピッチの上で応援してくださる方々だったり、インテルを応援してくださる方もそうだし、全ての方々にそういう希望や夢を届けられることを信じて僕も戦っていますんで、ピッチに立ったらそのことを考えて今日はやっていました」

 -出場機会がなかった時は黙々と練習していたが、現在は本田選手がスタメン落ちすることが多い。またクラブ批判発言も議論になっている。これらをどう思うか。

 「クラブ批判って言われているのがちょっとこう、僕の中では複雑で…。圭佑の気持ちも僕は分かっているつもりでいる。彼はミランを愛していて、本当にミランの一員として勝ちたいという気持ちが心の底から強い思いがあって、ああいう発言がクラブを批判したととらえられるのが、僕自身は複雑な気持ちです。とらえ方次第で批判ともとられるかもしれないんだけれど、とらえ方次第では僕は彼の強い勝ちたいという気持ちと、クラブを愛している気持ちが僕には伝わってくるんで、それは彼と話していてもそうだし。だから何度も言いますけど、それを批判としてとらえられているということが、僕にとっては悲しいことではありますね。彼の気持ちを知っているだけあって…」

 -次はナポリ戦。

 「大事な試合だし、注目される試合でもあると思うんで。僕らはやっぱり1位にいるということもあるし、絶対負けられない戦い。1試合1試合まだ長い戦いは続くんで。ナポリ戦は全てを出し切るしかない」

 -交代したのはケガなのか。

 「ケガではないですけれど、ちょっと張りがあったんで。それでだから2-0になったし無理するところではないということで、はい」

 -自分でベンチに合図したのか。

 「いえ、もうちょっと前半から軽く張りもあったんで」

 -どのあたりか。

 -「左の(太)もも裏で。でも全然大丈夫です」

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