スーパーサブ富山第一・村井Vボレー弾

 「全国高校サッカー選手権・決勝、富山第一3‐2星稜」(13日、国立)

 富山第一が延長戦の末、星稜(石川)との北陸決戦を3‐2で制し、富山県勢初優勝を果たした。

 スーパーサブがヒーローになった。延長後半9分、富山第一の村井がペナルティーエリア内に落ちたロングスローのこぼれ球を左足でネットに突き刺し、決勝ゴール。2点リードされた後半32分に途中出場し、1ゴール1アシストで大逆転をたぐり寄せた。

 今大会2試合に途中出場して2得点のスーパーサブは、公式戦の先発出場はなし。それでも「スタメンになりたかったですが、役割をしっかりしようと自分に言い聞かせました」と腐らなかった。

 そして、自分の仕事が最後の大舞台で結実。「3年間で一番いい結果を残せた」と、会心の笑みを浮かべた。卒業後は愛知東邦大でプレーを続けプロを目指す。

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