神戸、あ~3連敗…田代先制弾も虚しく

 「J1、仙台2-1神戸」(22日、ユアスタ)

 神戸は敵地で仙台に1‐2で敗れた。前半19分、右CKからFW田代有三(30)が先制ゴールを決めたが同42分に追い着かれ、終了間際には勝ち越しゴールを許しリーグ3連敗となった。

 結果が伴わないジレンマなのか。試合後の神戸・西野監督は険しい表情で逆転負けをを振り返った。「わずかな差だが、積み重なって、大きな差になる。変化を持って走っている神戸の中で、選手は前に進む姿勢を見せてくれているが、結果も伴わないと進めない」。前節磐田戦に比べて改善の兆しを見せながらも、勝利には届かなかった。

 憂いは敗戦だけではない。前半19分に先制点を挙げたFW田代は、右太腿裏を痛めて同30分に途中交代し「(程度は)まだ分からない。(週明けに)検査してみてっすね」。さらに終了間際にはDF伊野波も左太腿を打撲するなど、チーム状況は厳しい。

 3連敗。振り向けば、降格圏までも勝ち点差5と足音が聞こえてくる。「危機感はある」とMF橋本。今は何よりも、勝利が欲しい。

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