神戸“鬼門”カシマで13年勝てん…

 「J1、鹿島1‐0神戸」(1日、カシマ)

 神戸は敵地で鹿島に0‐1で敗れた。1点ビハインドの後半から左脇腹痛で戦列から離れていたFW大久保嘉人(30)ら攻撃的な選手を投入したが、最後までゴールは奪えず。99年11月以降、13年勝ち星のない鬼門で敗戦を喫した。C大阪は新潟を1‐0で下し、クルピ監督の復帰初戦を飾った。G大阪は鳥栖に1‐4で敗れた。前節2位の仙台は川崎を2‐1で下し、首位に立った。

 何かに怒りをぶつけたかった。敗戦の瞬間、FW大久保は手にしていたペットボトルをピッチに向けて投げつけた。「自滅やね。相手の間に出すパスがない。攻撃に厚みが出ず、チャンスも単発だった」。左脇腹痛を押して、後半開始から出場も、最後までゴールは奪えず、相手FW大迫の一発に泣いた。

 鬼門だった。カシマスタジアムでは、99年11月17日(1‐0)を最後に約13年間、公式戦15試合未勝利と相性は最悪。西野監督は「内容としては決して悪いゲームではなかった。だが、ビッグチャンスは作っても、それだけでは足りない。もう少し精度を上げるのか、回数を増やさないといけない」と苦渋の表情で敗戦を振り返った。

 対戦相手を知り尽くした元鹿島トリオにとっても悔しい敗戦となった。守備では失点シーン以外では大きなミスもなかったが、DF伊野波は「結果として負けているので…。悔しいっすね」。MF野沢も「鹿島らしさ、というのは感じなかった。それだけにもったいないし、上に行くには勝たないといけなかった」と唇をかんだ。

 数多くのタイトルを手にしてきた名門クラブだが、付けいる隙はあっただけに、痛すぎる黒星となった。次節・磐田戦(15日・神戸ユ)では、伊野波が累積警告で出場停止。厳しいチーム状況ではあるが、西野神戸は地元に戻り前へ進むしかない。

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