完敗の力石 赤く腫れた顔で完敗認める「こてんぱんにされた」兄・矢吹との兄弟同時世界王者ならず「足引っ張って申し訳ない」今後については明言避ける
「ボクシング・IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦」(28日、横浜BUNTAI)
同級3位の力石政法(30)=大橋=が、同級1位のエドアルド・ヌニェス(27)=メキシコ=との王座決定戦に挑み、判定0-3(113-115、112-116、111-117)で敗れた。IBF世界フライ級王者の兄・矢吹正道との兄弟同時世界王者はならなかった。キャリア2敗目を喫した。
これまで28勝すべてKOというハードパンチャーの圧力に終始劣勢の展開。完敗に終わった力石は真っ赤に腫れた、傷だらけの顔で会見に登場した力石は「自分では思うような結果が出なかったけど、なにか今はスッキリしている。12回までこてんぱんにされた。最後の1秒まで諦めず頑張っていたが、相手の方が1枚も2枚も上手だった」と完敗を認めた。兄弟世界王者はならず「兄は世界王者に死に物狂いで世界王者になった。兄は3回なっていて、僕は1回もなれてなくて足を引っ張って申し訳ない」と語り、今後については「控えたい。とりあえずやりきっている。続けるともいえない」と明言は避けた。





