ボクシング前日計量で異例の一般公開 武居由樹の肉体美に歓声「由樹いいぞ~」タイ選手に珍かけ声で笑いも 大橋会長は9月井上尚弥戦でも実施検討
「ボクシング・ダブル世界戦」(28日、横浜BUNTAI)
前日計量が27日、横浜市で行われた。WBO世界バンタム級王者の武居由樹(大橋)はリミットの53・5キロ、挑戦者の同級8位ユッタポン・トンデイ(タイ)は53・1キロでともに一発クリア。IBF世界スーパーフェザー級王座決定戦に臨む同級3位の力石政法(大橋)はリミットから100グラム下回る58・8キロ、同級1位エドアルド・ヌニェス(メキシコ)は58・7キロでともにパスした。
この日は、ボクシング興行としては異例となる一般公開で行われ、平日正午開始だったが51人の観衆が訪れた。メインを務める世界王者の武居が登場すると拍手とともに「由樹~」「武居~」といった黄色い歓声が飛び、Tシャツを脱いでキレキレの美ボディーがあらわになると、ため息が漏れた。計量をクリア後「由樹~いいぞ~!」と拍手が起こり、フェースオフの後には挑戦者に対しても「ユッタポン~」「サワディークラップ(タイ語でこんにちは)」とかけ声が飛んで笑いが起き、ユッタポンも手を合わせてお辞儀して返すなど一般公開ならではの珍しい光景となった。
主催者である大橋ジムの大橋秀行会長(60)は、今月4日にラスベガスで行われた4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)の世界戦興行で、公開された前日計量イベントに現地ファンが殺到したのをヒントにしたことを明かし、「昨日告知して今日1人も来なかったらどうしようと思っていたが、50人以上来たので(よかった)」と胸をなで下ろした。
これを機に、9月に国内で開催予定の井上尚弥の次戦興行も同じ方式で実施することを検討しているといい、「ボクシングはまだそういうところ(ショーアップ)が整備されてないので、そこも1つの魅力になれば。昔ながらのボクシングがいいという人もいるが、進化していくことも大事」と語った。





