拳四朗 KO勝利に自信「8、9ラウンドで終わる予定」勝てば具志堅用高に並ぶ世界戦14勝 ジェシー・ロドリゲス戦にも意欲

 世界戦へ意気込む寺地拳四朗(撮影・出月俊成)
 軽快にシャドーボクシングをする寺地拳四朗(撮影・出月俊成)
 世界戦前最後のスパーで軽快な動きを見せた寺地拳四朗(右)=撮影・出月俊成
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 「ボクシング・WBA・WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ」(23日、エディオンアリーナ大阪)

 王者の寺地拳四朗(BMB)が13日、WBA同級1位カルロス・カニサレス(ベネズエラ)との世界戦に向けて、練習拠点とする都内の三迫ジムで練習を公開。シャドーボクシングやミット打ち、東日本スーパーフライ級新人王の佐藤裕(三迫)と3ラウンドのスパーリングを行った。

 試合まであと10日。ここまで150ラウンド以上のスパーリングも行い、12ラウンドのスパーが3回、10ラウンドも複数回と数もこなしてきた。コンディションについては「すごく良くて、減量も順調。あとは調整して試合に臨むだけ」と良好な様子だ。

 昨年12月に行われた会見では「僕がしっかりKOで勝って会場を盛り上げたい」とKO宣言を発していた。この日もKO勝ちへの自信は変わらず「(相手は)8、9ラウンドくらいで気持ちが折れてくるんじゃないかなと。それは相手の頑張り次第。その流れに持っていって決める練習はしてるので、その辺で終わる予定ではある」と頼もしく言い切った。

 レジェンドの数字も間近に迫る。目標としていた具志堅用高氏の世界王座13連続防衛は、21年9月の矢吹正道戦での敗戦により、8連続でストップ。ただ、カニサレス戦に勝利すれば日本人歴代3位タイの世界戦14勝で、具志堅氏に並ぶ。「防衛記録は抜けなかったけど、そこはいきたいと思いますよね」と話した。

 2024年の目標は「統一戦とか階級を上げて新しいベルトを取ること」。昨年の年末には「誰とやりたいとかあるけど、それが叶うまで勝ち続けなあかんのよなー!!(原文ママ)」などと自身のX(旧ツイッター)とつづっていたが、この日、報道陣に対戦したい相手を問われると、IBF・WBO世界フライ級王者のジェシー・ロドリゲス(米国)の名前を挙げた。「一番盛り上がると思う。自分の中で流れはどうなるかは分からないけど、どっちにしてもモチベーションは上がる」とさらなる強敵撃破に燃える1年になりそうだ。

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