元極道でダルクも経験、伝説のボクサーに仰天横断幕「○○○は打つな!!ジャブを打て!!」

 3人のボクシング元世界王者によるYouTubeチャンネル「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」が4日、更新された。元暴力団員という経歴と強打で2000年代に活躍した川崎竜希さん(リングネーム・川崎タツキ)をゲストに迎え、伝説のボクサーの紆余曲折の人生を振り返った。

 暴力団員で覚醒剤にも手を染めた後に、ボクサーとして社会復帰し、「入れ墨ボクサー」「元極道ボクサー」などと呼ばれた川崎さん。現在は51歳で、これまでも書籍や講演会などで自身の経験を語っている。

 中学時代に「少年院を“卒業”」してから極道の世界へ入った。覚醒剤にも手を出し、沖縄ダルクへ入院した経験もある。そこから当時の後の妻となる恋人や家族の支えで社会復帰。28歳でボクサーの道へ進んだ。背中に入れていた入れ墨は「おまえ次第だと、地元の仲間が消すためのカンパをしてくれた」と除去したという。

 デビューから7戦7勝(7KO)。そのうちの5試合が1回KOという強打を誇り、所属先のジム(草加有沢)にちなんで「草加のタイソン」と呼ばれた。06年にはスーパーウエルター級で日本と東洋太平洋の2冠をかけた王座戦に挑み、クレージー・キムに敗れた。その後も2度、日本王座に挑戦したが、届かなかった。

 キム戦の時には「沖縄ダルクから応援に来てくれたが…」と、仰天のエピソードも披露。横断幕に「タツキ、○ャブは打つな!!ジャブを打て!!!」と書かれていたといい「すごい名言。俺は戦う本人だから見てなかったけど、翌日知らされて、ダルクの仲間だよって」と川崎さん。激しい生い立ちを感じさせない柔和な表情と語り口で、笑いを誘っていた。

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