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メイウェザー王座統一「史上最高だ」

 「WBA、WBC、WBO世界ウエルター級王座統一戦」(2日、ラスベガス)

 注目の「世紀の対決」は、5階級制覇のフロイド・メイウェザー(38)=米国=が6階級制覇のマニー・パッキャオ(36)=フィリピン=に3-0で判定勝ちし、自身のWBAとWBCの両王座とパッキャオのWBOの王座統一に成功した。ファイトマネーは合計2億8千万ドル(約336億円)超とされ、スポーツ史上最大級の興行として話題を集めた一戦。メイウェザーが、パッキャオ得意の攻撃を鉄壁の防御でしのぎながら的確にパンチを繰り出し、採点は2人が116-112、残る1人は118-110という大差がついた。

 約1万6千人の観客で埋め尽くされたMGMグランドが劇場と化した。ファイトマネーは両者で約336億円を優に超え、総収入は約528億円にも達した。俳優クリント・イーストウッドや、タレントのパリス・ヒルトンら各界の著名人も姿を現した一戦。スポーツの枠を超えたゴングが鳴った。

 序盤は、派手な私生活を誇示し「マネー(金の亡者)」の異名を取るメイウェザーがロープを背にする場面が続いた。だが、鉄壁の防御で攻め手をかわし、攻撃ではカウンターを軸にパンチやジャブの本数、ヒットで上回った。

 米国での試合ながら、途中ではパッキャオへの大声援も起きた。防御型の試合運びと傲慢(ごうまん)さで不評を買っていても、スタイルをぶらさない。判定は1人が8点の大差で3-0。ブーイングも浴びたが「俺は計算し尽くした知性派で、彼は闘士だ。歴史の本が書かれるなら、この一戦に重きが置かれるだろう」と胸を張った。

 次戦に勝てば1940~50年代の伝説のヘビー級王者ロッキー・マルシアノ(米国)に並ぶ49戦全勝となる。期待は高まるばかりだが「偉大な選手たちを尊敬するが、自分が史上最高だ」とあらためて宣言した。

 一方のパッキャオは4回、ロープに押し込み、左右の連打で猛攻を仕掛けたが、仕留められなかった。約3週間前に右肩を痛めたことも明かしたが「勝ったと思った。彼は動き回ってなかなかパンチを打ち込めなかったが、スコアを聞いて驚いた」と振り返った。

 父が世界ランカー、叔父は世界王者のボクシング一家に育ち、96年アトランタ五輪で銅メダルを獲得したメイウェザーに対して、フィリピン・ミンダナオ島の貧しい農家の出身で、10年から母国で国会議員を務める英雄パッキャオ。ファイトスタイルも対照的な2人の頂上対決は、大差で幕を閉じた。

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