“ボクシング界のゆうこりん”黒木優子が王座統一 2-0僅差判定で制する「仕留めきれずすいません」も「統一できてうれしい」
「ボクシング・WBA・WBO女子世界アトム級王座統一戦」(5日、神戸市立中央体育館)
WBO王者の黒木優子(32)=真正=がWBA王者のモンセラット・アラルコン(29)=メキシコ=と王座統一戦を行い、2-0の判定で勝利。王座統一を成し遂げた。ジャッジ1人がドロー、2人が2ポイント差の僅差だった。
黒木はWBC世界ミニマム級王座と2階級を制覇王者。WBOは2度目の防衛。最初の戴冠から「統一王座が夢だった」と話しており、悲願達成となった。
試合後は、「本当にありがとうございますとごめんなさい。まずは統一できたことがすごくうれしい。拳をやっちゃって仕留めきれず、すいません」とファンに謝罪。「自分では納得がいっていない試合。勝てたからこそ次のステップに進めるように1から頑張りたい」と言い、「17歳で始めたボクシングの一番の目標のゴールテープを切れた。また新しい目標を立てたい」と誓った。
真正ジムへの移籍初戦を飾った。「ボクシング界のゆうこりん」と呼ばれ、リング外では女子力を発揮したメークやドレスアップで個性を発揮。今世界戦の調印式には、浴衣姿で登場していた。




