猪木さん死去に大仁田厚もショック「あの人に否定という言葉はなかった」裏話明かす

 元プロレスラー、元参院議員のアントニオ猪木さん(本名・猪木寛至)が7日午前7時ごろ、都内の自宅で死去した。79歳。死因は心不全。20年7月に全身性トランスサイレチンアミロイドーシスを発症していることを公表していた。

 巨星の死去にプロレスラーの大仁田厚はデイリースポーツの取材に、「ビックリしました」と、驚きを隠せなかった。猪木さんと同日入門した最大のライバルであるジャイアント馬場さんの付き人を務めており、「猪木さんは馬場さんに挑発を繰り返していたじゃないですか。でも、馬場さんの前に来たときに、ちゃんと一礼して『お疲れさまです』と言ったのは忘れられない」と記憶を振り返った。

 電流爆破マッチに代表される過激なデスマッチ路線で賛否両論を呼んだ大仁田は、実現しなかったものの猪木さんサイドと電流爆破マッチの交渉をしたこともある。「力道山からのプロレスを引き付いだ、開拓者みたいなところはありました。デスマッチから格闘技戦からプロレスから、そういったものを超越した存在でした。デスマッチを否定する人もいるけど、あの人に否定という言葉はなかったですね。大局でプロレスを見ていた人」と“猪木イズム”についても語った。

 この日は自身が率いる団体FMWEの大会が午後17時に北海道旭川市で大会を予定しており、開始前に哀悼の意を表するという。

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