RIZIN・朝倉海「強い無名」の韓国人と再起戦!「やっぱり地上波で放送して」

 総合格闘技のRIZINは1日、沖縄県沖縄市で会見を開き、「RIZIN.36」(7月2日、沖縄アリーナ)の対戦カードとして、朝倉海(トライフォース赤坂)-ヤン・ジヨン(韓国)戦、平本蓮(ルーファスポーツ)-鈴木博昭(BELLWOOD FIGHT TEAM)戦など13試合を発表した。

 海は21年大みそかの大会で行われたRIZINバンタム級JAPANグランプリの準決勝で瀧澤謙太(27)=フリー=に判定勝ちした際に右拳を骨折し、決勝戦で扇久保博正(35)=パラエストラ松戸=に判定負けして以来の再起戦。4月から約1カ月は米国で武者修行に出ていた。

 相手のヤンは榊原信行CEOが「たいがい強い選手で無名。将来の韓国MMA界をしょって立つ逸材」という無敗の強豪で、RIZINを通じて「私はROAD FC(韓国の格闘技団体)のバンタム級チャンピオンになる男です。海選手、覚悟しなさい。ボコボコに殴って、この試合をあなたの引退試合にさせまう。そして、RIZINのチャンピオンを目指します」と挑発的なコメントを送った。

 これに対し、海は「前回の敗戦からいろんなことを考えて、海外へ修行に行ってきました。そこでたくさんの技術を吸収して、新しいファイトスタイルを確立して帰ってきました。今まで見せてこなかった戦い方を見せることができると思うし、対世界に向けて日本人の強さを証明していきたいと思う」と成長の手応えを実感。ヤンの印象について「アマチュアを含めて負けたことがないと思うんですけど、すごく自信を持って戦っている。技術面は打撃の距離感がうまくてパワーがあっていい選手」と評し、「今回はアメリカで打撃、レスリング、寝技含めて新しい技術を身につけたので、今まで試合で見せてこなかった部分をバンバン使って圧倒したい」と戦いをイメージした。

 そして、今後については海外挑戦を熱望。これにRIZINの榊原信行CEOは「総合格闘技は北米では圧倒的に人気がある。RIZINで活躍して、アメリカのビッグプロモーション、UFCやベラトールから注目されて、チャレンジする機会があったらボクらが止める事はない。その橋渡し役はできると思う」と後押しする考えを示した。

 また、前日にはキックボクシングの那須川天心と武尊のドリームマッチが行われる「THE MATCH 2022」(19日、東京ドーム)を、RIZINの中継も行っているフジテレビが放送しないと発表して格闘技界が激震に見舞われたばかり。同大会の実行員でもある榊原CEOはRIZINへの影響を「するでしょうね」と語っていた。これについて海は「いろんな人に格闘技の魅力を知ってもらいたいし、たくさんの目に触れてもらいたいので、やっぱり地上波で放送してもらいたい。社長(榊原CEO)にも頑張ってもらいたい」と訴えた。

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