新日本・EVIL暗闇でドッキリ4強!照明消して矢野料理
「プロレス・新日本」(16日、後楽園ホール)
優勝者がIWGP世界ヘビー級初代王者の飯伏幸太に挑戦する権利が与えられる30人参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の準々決勝2試合が行われ、前年覇者のEVILが矢野通を破って4強に進出した。
いつものようにディック東郷をセコンドにつけたEVILはラフファイトで攻め込んだものの、フロントスープレックスなどの技術もかいま見せる矢野のインサイドワークに手を焼く。終盤には場外戦で東郷の凶器である鋼鉄製ワイヤーのスポーラーズチョーカーを奪われると、EVILがそれを用いてのチョーク攻撃で首を絞め上げられてしまった。
さらには、リングの下に放り込まれ、リング内に戻った矢野がリングアウト勝ちを待つだけと思われた直後、場内の照明が消灯。しばらく暗闇状態が続いた後、照明が復旧すると、なんと矢野の背後にEVILが仁王立ち。即座にEVILでマットにたたきつけて3カウントを奪った。
試合後、EVILは消灯を実行したと思われる東郷と2人でしてやったりの笑みを浮かべて退場。メインイベントでKENTAを破って4強に進出し、自身と対戦することになった鷹木信悟を急襲した後に口を開き、「矢野の試合見たか、この野郎。すべてこのオレが飲み込んでやったよ」と、くせ者撃破を勝ち誇った。


