新日本・後藤がタイチに激勝!オカダと2回戦熱望「あの時のトラウマ払拭する」

 「プロレス・新日本」(5日、後楽園ホール)

 優勝者がIWGP世界ヘビー級初代王者の飯伏幸太に挑戦する権利が与えられる30人参加のシングル戦トーナメント「ニュージャパンカップ」の1回戦2試合が行われ、後藤洋央紀がタイチを破って2回戦に進出した。

 タイチののど輪を中心としたラフ殺法だけでなく、師匠の川田利明譲りの大技攻勢に大いに苦しめられた後藤。だが、フラフラになりながらも昇天・改を繰り出して流れを引き寄せると、最後は天翔十字鳳を捕らえてGYMをお見舞いし、GTRで22分の激闘にケリをつけた。

 3回優勝の最多記録を持ちながら9年も優勝から遠ざかっている後藤はマイクを持つと、「ニュージャパンカップ、このオレが優勝します。統一されたベルトもこのオレが巻きます」とファンに宣言。「たいしたことは言えませんが、最後まで全力で生き抜きます」と誓った。

 バックステージでも「1回戦、生き残ったぞ」と鼻息荒くほえた後藤。2回戦ではオカダ・カズチカ-鷹木信悟戦の勝者と対戦するが、「オカダ、上がってこい」と呼び掛けた。後藤は16年2月にオカダが保持していたIWGPヘビー級王座に挑戦し、全身を白塗りにしてお経を書き込む覚悟を示したものの敗北。それが最後の同王座戦となっており、「あの時のトラウマを払拭(ふっしょく)するには、もう一度ヤツと戦うしかない。そして、勝つしかない。必ず、何があっても生き抜いてみせる」とリベンジに闘志を燃やした。

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