ムエタイ競技場で集団感染、タイ 試合強行、開催経緯を捜査

 【バンコク共同】タイの国技ムエタイの観戦者に、新型コロナウイルス感染が次々と広がっている。政府が大人数の集まるイベントの中止を求めていたにもかかわらず、試合は強行され、150人以上が感染した。競技場は陸軍が所有、運営しており、トップの司令官が自ら捜査を命じる事態になった。

 集団感染のきっかけになったとされる試合は今月6日、首都バンコクのルンピニ・ボクシングスタジアムで行われ、約5千人が観戦した。政府は3日、イベントの自粛を閣議決定しており、ムエタイの競技団体も中止を要請していたとされる。

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