那須川 4・12RISEで今年初戦!コロナ禍の日本に「ボクの試合で元気を与える」

 キックボクシングのRISEは13日、都内で会見を開き、4月12日のエディオンアリーナ大阪大会で、世界フェザー級王者の那須川天心(21)=TARGET/Cygames=がISKAムエタイ世界フライ級王者アンドレイ・メゼンツェフ(20)=ウクライナ=と57キロ契約3分3回・延長1回で対戦すると発表した。

 政府からの新型コロナウイルス感染拡大防止のための大規模イベント自粛要請が延長されるなど先行き不透明な状況の中、RISEの伊藤隆代表は「このような状況であるからこそ、RISEとしては感動できる試合を提供して、みなさまを元気にしたい思いがある」と、来場者の体温検査、マスク着用、アルコール消毒、会場の換気など最大限の対策を取って開催する方向であることを明言。だが、「100%開催できるとは言い切れない」との断りを付け加えた。

 那須川にとっては今年初の試合。昨年はRISEワールドシリーズ-58キロ級のトーナメントで優勝し、大みそかには総合格闘技RIZINのリングで新日本キックボクシング協会のエース江幡塁に1回KOの圧勝を収めるなど敵なしの状態で、5、6人に断られるなど相手選びが難航し、約2カ月の月日を要してメゼンツェフに決まったという。

 那須川は相手の印象を「骨が強そうで、一発一発の技も堅い」と話しながらも、「ボクの相手ではない。だからといって気を抜くわけではない。今回は自分自身との戦い。アッと驚くような試合をしたい」と自信たっぷり。約4カ月ぶりの試合に「これだけ試合(の間隔)があくのは自分の中でも珍しい。ボクの試合はまだか、という声がたくさんあって、天心ロスというような状況になっていると思う。久々の試合で爆発させたい」と意気込みを示した

 さらに、「コロナウイルスで日本は元気がないので、ボクの試合で元気を与える、力はあると思う。日本だけでなく世界がそのことだけにとらわれている。コロナウイルスだからできないとかではなく、こういう状況でもやろうという起点というか、そういった人になりたい。この状況を変えてやろうと思ってくれる人が増えてくれればいい」と戦う意義を力説。また、今年のプランを問われると「今年こそ海外でできたら、と思う。日本の中でとどまっても仕方ない。日本の代表として世界で戦っていくことができれば面白い。いろいろオファーは来ているんですけど、条件ですね。海外1発目の試合はすごく大事なので自分を大事に扱ってくれる場所を選びたい」と、かねてからの海外進出の意欲を改めて口にした。

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