花月2・24地元大阪で引退興行 ラストマッチは“師匠”里村明衣子戦熱望
女子プロレス「スターダム」の花月(27)が15日、神戸市中央区のデイリースポーツを訪れ、2月24日にエディオンアリーナ大阪第2競技場で行われる「花月 引退興行many face」をPRした。1月26日にエディオンアリーナ大阪第2競技場大会でスターダムでのラストファイトを行い、2月24日は自主興行として引退試合を開催する。
約11年のリング人生に終止符を打つ。引退を決めた理由の一つは、スターダムが昨年12月にブシロード傘下となったこと。「新体制になったので、これからは若い選手に新しい女子プロレス、新しいスターダムを築いていってほしい」と願う。そして「第2の人生でやりたいことがある」と明かした。プロレスで培った経験を生かし、体作りをサポートする仕事に就きたいという。「五体満足でリングを降りることは悪いことですか?けがなく引退する意義を後輩に伝えたい」と、残り40日を全力で駆け抜け、力強く次なるステップへ踏み出す覚悟を示した。
ラストマッチの舞台には大阪の地を選んだ。「大阪府摂津市出身なので、やっぱり大阪が好き。地元選手ということで応援してもらえるし、会場のノリもいいので」。対戦相手はまだ決まっていないが「最後はやはり、師匠の里村明衣子さんと闘いたい」と“女子プロ界の横綱”の名を挙げる。「私はセンダイガールズの入門テストで『里村さんに勝ってナンバー1になります』と自己PRした。でもずっと勝てないまま、(退団して)別の道を歩んできた。里村さんには『引退試合で対戦したい』と伝えてある」と、2014年12月以来の“師弟一騎打ち”を熱望する。
「里村さんと対戦となれば、試合中につらく苦しい場面が必ずやってくる。その時に大阪のファンの声援が力になる。私を後押ししてくれる」と花月。「必ず勝って最後を飾ります。ぜひ応援をよろしくお願いします」と多くの来場を呼び掛けた。