35歳のシングルマザー葉月が東洋新王者に 19歳廣本は初防衛失敗
「ボクシング・東洋太平洋女子ミニマム級タイトルマッチ8回戦」(17日、岩国市総合体育館武道場)
同級2位の葉月さな(35)=YuKO=が2-1の判定で王者の廣本江瑠香(19)=広島三栄=を下し、新王者となった。
シングルマザーの葉月は、前に出る積極的な試合運びで主導権を握り、悲願のベルトを初奪取。「息子の腰に巻いてあげたい。次は世界のベルトを取れるように頑張ります」と喜びに浸った。
一方、地元・岩国で初防衛に失敗し、王座から陥落した廣本は「気持ちで相手に負けていた」と号泣。勝てば来春にも世界王座へ挑戦する運びだったが、それも白紙となり、「今は何も考えられない。このまま辞めたい」と漏らすほど大きなショックを受けていた。