井上尚弥 ドネアの前で宣言「世代交代成し遂げる」プロモーターは早くもPFP認定
「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(7日、さいたまスーパーアリーナ)
都内で5日、会見を行い、バンタム級最強を決めるワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)決勝に出場する井上尚弥(大橋)は「世代交代、それを確実に成し遂げるだけ」と、世界5階級を制覇したノニト・ドネア(フィリピン)の目の前で力強く宣言した。一方のドネアは、自身が用意した米国製のグローブを気に入らず、日本製に変更するドタバタ劇があった。
レジェンドを倒して新たなレジェンドになる。軽量級のスーパースターであり、自身もあこがれるドネアとの戦いに「世代交代」を口にしてきた尚弥。この日はドネアが同席した場で、「世代交代、それを確実に成し遂げるだけ」と、さらに表現を強めた。
階級最強を決める戦いの価値は「日本代表を背負うつもりでやっている」と十分理解。「この決勝、自分が勝てなければ今後、日本人は絶対にここまで登ることはできないだろうと思っている。優勝して、この先、自分の見てみたい景色がたくさんあるので、そこに向けて頑張るだけ」と、日本人未踏の最高峰に立つ意欲を示した。
大会プロモーターのカレ・ザワーランド氏も尚弥の実力を絶賛。会見で「彼はここ2年で階級を変えずに世界を震撼(しんかん)させた一番のボクサー。ロマチェンコ(ウクライナ)やカネロ(アルバレス=メキシコ)に並ぶパウンド・フォー・パウンド(PFP=全階級を通じての最強)だと思っている」と早くも“PFP認定”したほどだ。
NHKがBS8K放送ながらボクシングでは57年ぶりの中継を行うなど、周囲も盛り上がる。尚弥は「盛り上がりも、かけられている期待も感じる。どういうものが求められているかも承知の上で、しっかりとしたパフォーマンスを出していければいい」と誓った。あとは結果を出すだけだ。




