オカダV2成功もKO退場 試合後ジェリコ暴行!観衆は一時騒然

 「プロレス・新日本」(9日、大阪城ホール)

 IWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(31)が世界的スター選手で同王座初挑戦のクリス・ジェリコ(48)を丸め込んで2度目の防衛に成功した。だが、試合後にジェリコの激しい暴行を受けてKOされ、締めのマイクアピールをできずに退場。消化不良の結末に、超満員札止め1万1901人の観衆は一時騒然となった。

 勝者と敗者が逆になったような結末だった。世界で最も有名なレスラーの1人であるジェリコと初めて激突したオカダは、ラフファイトに苦戦。3回のレインメーカーもすべてかわされたものの、最後は得意技コードブレイカーを仕掛けたジェリコをエビ固めで丸め込んで逆転防衛した。

 だが、試合後はジェリコの暴行でKOされ、救出した棚橋弘至の肩を借りて退場。大会終了が告げられると、オカダのマイクを楽しみにしていた観衆は騒然となったが、幸いにも1987年3月の新日本・大阪城ホール大会で起きた暴動の再現には至らなかった。

 最後までノーコメントだったオカダとは対照的にジェリコは勝者のように熱弁。「ペインメーカー(ジェリコの異名)は負けない。オレこそが史上最強のレスラーであることに変わりはない」などと叫びながら去り、インタビューでは「事実上のオレの勝ちだ。オカダ、またいつかやってやろう。棚橋、バカ橋、お前といつかやることも保証してやる。G1に出てもいい。2人とも出るんだろ」と、真夏の祭典参戦も示唆した。

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