村田、スポンサー総額1億円超え!ビッグマネー手に自信
「ボクシング・WBA世界ミドル級タイトルマッチ」(15日、横浜アリーナ)
王者の村田諒太(32)=帝拳=が2日、都内の帝拳ジムで同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(38)=イタリア=との初防衛戦へ向けた練習を公開した。今回の試合から新たにスポンサーが3社加わって合計13社となり、契約料は総額1億円以上とみられるなど日増しに注目度が高まっている中、日本選手初のミドル級世界王座防衛に自信を示した。
日本初の五輪金メダリスト世界王者が、さらなる後方支援を受ける。村田には以前から多くのスポンサーがついていたものの、今回の試合から新たに米ラスベガスにあるカジノホテル&リゾートのMGM、サミー、サッポロビールの3社が加わった。
関係者の話では、村田級のアスリートだと契約料は1社1000万円ほどになるという。合計13社なら単純計算でも総額1億円以上になり、国内のボクサーでは破格と言えるビッグマネーを手にする。
大きな期待をかけられる中でも、村田は平常心を崩さない。「言われるとそういう気持ちになるだけであって、ぼく自身はそんなにはない。注目してもらっている試合が一つ迫っている。それをクリアできるかどうかということだけ」と冷静に話した。
公開練習では、スパーリングで相手をコーナーに追い込んで連打を放つなど好調さをうかがわせた。「みなさんが見にきた中では、一番よかったんじゃないですか」と手応えを感じていた。
スパーリングは100回に到達。「欲が出て相手を圧倒しようという気持ちになると、自分の距離を崩して、無駄にスタミナを浪費してしまうことがあったので、その中で冷静に戦えるかどうか」と、精神面のコントロールを課題にして取り組んできた。
勝負のカギにも精神面を挙げる。「冷静に自分のボクシングができれば。自分の中でも下馬評は自分が上だと思っている。あとはメンタルをしっかりコントロールできれば結果はついてくる」と勝利をイメージした。


