「ボクシング・ＷＢＯ世界スーパーフライ級タイトルマッチ」（２１日、有明コロシアム）

　ボクシング・ダブル世界戦の前日計量が２０日、都内で行われ、４選手とも一回でクリアした。井上尚弥（２４）＝大橋＝はリミットの５２・１キロでクリアし万全の状態。５度目の防衛戦を「魅せる試合」にすると約束した。

　計量を終えた井上尚は、恒例のサンゲタンスープを体内に染みこませた後、報道陣の前に現れた。「これから炭水化物をメインにとります。おかゆ、うどん、雑炊、夜は焼き肉ですね」とリカバリーに努める。

　今回、テクニック勝負を重視する。「前半は触れさせないイメージ。前、中、後半と分けて倒しに行くときは接近戦にもなるでしょう」と、ロドリゲスの得意とする土俵にも上がるつもりだ。

　「プロですからお客さんが第一。どう喜ばせるか、興奮させるか、次も見たいと思わせるか、いつも考えてやっている」と魅せるボクシングに徹する。