山中に本田会長から気合注入 12度目防衛戦に向けて「スッキリした」
「ボクシング・WBC世界バンタム級タイトルマッチ」(3月2日、両国国技館)
12度目の防衛戦を控える同級王者・山中慎介(34)=帝拳=が24日、都内のジムで本田明彦会長から指導を受けた。叱咤(しった)のようなアドバイスの中、シャドー、ミット打ち、サンドバッグ打ちが行われた。会長は「技術的なことじゃない。精神的なこと。気合を入れたというか、ピリッとしていたでしょう」と話した。
山中は「ストレートの話。悪かったからどうこうではなく確認ですね。試合直前に気持ち的に追い込んでもらってスッキリした」と、会長直々の精神注入に感謝した。
この日、軽めの練習だけを公開した挑戦者のカールソンについては「映像とは変わらないと思う。左を合わせるというより、自分のタイミングで、同時に打てば自然に合う。仕上がって来てくれたのが一番」と余裕の表情だった。