柴田“桧山効果”で悲願タイトル奪取よ

 「デイリー後援・IBF世界ライトフライ級王座決定戦」(14日、後楽園ホール)

 ダブル世界戦の調印式と計量が13日、都内で行われ、出場する4選手がすべて計量を一発でパスした。3度目の世界挑戦で悲願のタイトル奪取を目指すIBF世界ライトフライ級8位の柴田直子(32)=ワールドスポーツ=は、元阪神の桧山進次郎氏(44)から電話で激励され「力をもらいました」と勝利を誓った。

 計量を終えた柴田は、桧山氏からの激励の電話に感激の表情だ。「勝ったら祝勝会をやりましょう。頑張って」と力強い言葉をかけられた。桧山氏とは昨年7月に神宮球場で対面しており、「すごくオーラのある方でした」と“代打の神様”からパワーをもらった。

 12年9月にWBAミニマム級、13年3月にWBCライトフライ級に挑んで判定負け。「本当に悔しい思いをした。練習したことをすべて出して、今までの集大成といえる試合をしたい」と勝利を誓った。今回は前WBCミニフライ級王者の藤岡奈穂子らと100ラウンド以上のスパーリングを消化して万全の態勢。相手のガルシアは18歳で11戦全勝という勢いのある選手だが、桧山効果でベルトをつかみ取る。

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