【野球】阪神投手陣の鍵はガンケルの起用法

 今季も阪神は外国人8人体制でシーズンに臨む。野手は新加入のロハスにサンズ、マルテ。投手は韓国プロ野球からアルカンタラ、ロッテからチェンを獲得した。そこに昨季セーブ王のスアレスやガンケル、エドワーズと万全の戦力を整えている。

 ただ、昨年同様1軍登録の外国人は5人(ベンチ入りは4人)。登録した4人もしくは5人全員を投手にすることはできない。

 一方で、昨季は最初の登録で「投手4人、野手1人」「投手1人、野手4人」の比率にした場合、その後の変更ができない特記事項があったが撤廃。今季は変更可能になった。

 ここで重要になってくるのが、選手の起用法。矢野監督は「選手の状態によって、臨機応変にいけるというところではプラスがあると思う」と話した。

 そうなると、投手陣の中で鍵を握りそうなのがガンケルだ。昨季から先発要員として阪神に加入し、シーズン途中から中継ぎに転向。制球力を武器に28試合に登板して2勝4敗、防御率3・18の成績を残した。金村投手コーチは助っ人右腕について「どっちもにらまないといけないポジションだと思う」と先発、中継ぎの両方を担ってほしいという考えを示した。

 「外国人をうまく使うって中で、スアレスが後ろだとすればって考えた時に、どういうローテを組めば均等に投げられるのかなと。その中でスアレスが疲れたら休ませてあげて、代わりにビッグジョン(エドワーズ)、ガンケルっていうのもなくはないと思う」と“代役守護神”の可能性も示唆した。

 ガンケルも心の準備はできている。「自分はチームの勝利を優先しているから、先発、中継ぎに関係なく、チームが必要な時に必要なポジションでプレーしたいと思っている」。チームの優勝に“便利屋”のガンケルは貴重なピースとなりそうだ。(デイリースポーツ・今西大翔)

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