【野球】巨人の丸獲得は由伸前監督の後押しから…口説き文句は原監督

 新旧指揮官の思いが結実しての獲得だった。11月30日。不動の中軸として広島のリーグ3連覇に貢献し、国内フリーエージェント(FA)権を行使した丸佳浩外野手(29)が、巨人移籍の意思を表明した。都内での交渉から約1週間。もたらされた朗報に、普段は淡々とした語り口で対応する石井球団社長も「うれしくてしょうがない」と声を弾ませるほどだった。

 広島、ロッテとの争奪戦。獲得への動きの第一歩は、高橋前監督の言葉で加速したという。山口オーナーが明かす。「もともとは広島に残留するっていう観測が強くてね。振り返ると、高橋監督が『やっぱり努力するべきだ』ということで。フロントも、当初は確信があったわけじゃないから。多少、及び腰と言っちゃ失礼だが、自信なさげに検討を始めたと」。述懐する口調に、前指揮官への謝意が込められていた。

 検討の過程で、高橋前監督は退任し、原監督が就任した。指揮権だけでなく、強化への意思も継がれた。11月24日。2006年の日本ハム・小笠原に対してのFA交渉以来となる交渉同席。「ジャイアンツに新しい血を入れてくれ。カープでやってきた、いいものをジャイアンツに持ち込んでやってもらいたい」などと熱い言葉をかけ、球界屈指のバットマンの心を大きく揺さぶった。

 覇権奪回へ是が非でも必要だった“恋人”を振り向かせることに成功し、戦力は格段に上積みされた。「高橋監督が『ジャイアンツには必要な選手だ』ということで、フロントをけん引して、原監督のメッセージが伝わって決まったんだと思っているんですよね」と同オーナー。監督交代があっても方針はぶれず、まさに一丸となって結実した丸の補強となった。(デイリースポーツ・野畑圭司)

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