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【スポーツ】10年ぶりの花園で復活の1勝を目指す愛媛・新田

10年ぶりの花園出場を決め、喜ぶ新田フィフティーン
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 四国を代表する高校ラグビーの強豪・新田(愛媛)が10年ぶりに花園切符をつかんだ。23日に行われた県予選の決勝で三島を19-14で撃破。伝統的な展開ラグビーとしぶとい守備を武器に復活を印象づけた。

 これまで44度出場した全国大会でベスト4入り2回の経験がある新田だが、近年は低迷に陥り、08年度大会を最後に花園から遠ざかっていた。転機となったのが14年の亀岡政幸監督(56)の復帰。96~06年までの11年間で9度、母校を花園に導いた名将は7年間のブランクを経てチーム再建を託された。

 「当時、部員は12人まで減っていて、休部や廃部も心配されるような状況でした」。そう振り返る同監督は、練習時間やその内容を見直すと同時に、時代にそぐわない部内の伝統や上下関係を撤廃。選手の自主性を重んじる指導で復活を目指した。

 その象徴が今年、同校ラグビー部史上初めて2年生で主将を務めるSO戒田慶都だ。準優勝に終わった昨年の県予選後、当時の3年生部員が話し合った結果、新主将として名前が挙がったのが当時1年生の戒田だった。

 超異例の案に本人は「びっくりした。自分がチームを引っ張っていけるかどうか不安だった」と振り返るが、「プレーも人間的にもきちょうめんな男。戒田がものを言えば、学年関係なく周りが動く。異論はなかった」と亀岡監督。戒田は上級生に遠慮することなくチームをまとめ、3年生も下級生キャプテンを的確にサポートして花園出場を勝ち取った。

 10年ぶり45度目の大舞台。戒田主将は「新田らしい展開力を発揮して、1日でも長く花園でプレーしたい」と力を込める。指揮官として10度目の出場となる亀岡監督も「来年ワールドカップをやるグラウンドで試合ができる。新田ラグビー部ここにあり、という試合を見せたい」と力強く語った。

 第98回全国高校ラグビー大会は12月27日に開幕。同1日には組み合わせ抽選が行われる。まずは初戦で1勝を挙げ、新田復活を全国にアピールしたい。(浜村博文)

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